櫛田の医療最前線

内分泌器

内分泌器

非浸潤癌の乳がん治療症状は、リンパ節に転移しておらず一箇所の袋の中に癌が入っているという症状であるため、比較的治療もしやすくホルモン治療に用いる飲み薬も服用しなくていいといいます。
なのでトラブルさえ起こらなければ放射線治療が終了した場合3ヶ月後にCT検査を受けにいくだけでいいのです。

しかし、私の場合はトラブルが発生し放射線治療が終了しても乳房から突然水が出てきて止まらない症状が続いたりしたのです。
その都度乳腺科へ行っては水を抜いてもらっていたのですが、抜いたその日に乳房から水が出るということも続き毎日乳腺科へ行くことになったのです。
そして、暫く水も止まり一月に一度検査に来るように言われ診察の日にいくと、何ともない症状で診察だけで済み安心していたのです。

けれど、全く別の日に症状は現れ夜中急に乳房に激痛が走り目が覚めてしまったのです。
乳腺科が始まるまでじっと待機し痛みをこらえる症状は、乳がんになった経験のある方に聞いても同じ症状の方がいないので誰もわかってくれないのです。
痛みをこらえながら乳腺科へ行くとやはり医師もどうしてこういった症状になるのか疑問のようで、治療方法としては水を抜き乳房を和らげていくことのようです。

甲状腺は首の前面、のど仏の下側の気管を覆う位置にある器官です。新陳代謝を促す甲状腺ホルモンを生成・分泌する働きがあります。甲状腺がんの原因ははっきりしませんが、遺伝的要素やヨード(ヨウ素)の過剰摂取だと言われています。
男性よりも女性に多く発症し、特に女性は30~40代という比較的若いうちからの発症が見られます。

甲状腺がんの治療症状のうち、症状としては初期症状はほとんどありません。甲状腺の一部に豆粒状のこぶやしこりのようなものが出来ますが、これは痛みも無いので見逃すケースもあります。癌が進行してくると声帯の運動を支配している半回神経を浸食し声がかすれてきます。また食道へ進行すると息苦しさや食物の飲み込みにくさ等の症状が出てきます。
治療では甲状腺がんは進行が緩やかなため経過観察で様子を見るケースもあります。甲状腺がん特有の治療としてはアイトソープ治療があります。これは甲状腺の細胞にのみ摂りこまれる特徴があるヨードに、放射性同位元素を付着された物を内服してもらい、癌を選択的に治療する方法です。

他には抗がん剤を投与する化学療法・患部へ放射線を当てる放射線療法・患部を一部又は全部を切除する手術療法があります。手術で甲状腺を全部切除した患者さんへは、生涯甲状腺ホルモンの投与が必要になります。