櫛田の医療最前線

心のケア

心のケア

昨今、メンタルヘルスに関する問題は社会問題になっており、ストレスや不安、うつ病など多くの方が悩んでいます。
メンタルヘルスに関わる仕事とは、こうした問題を持つ人たちを支援したり、予防したりすることを目的とした仕事です。
今回は、メンタルヘルス領域で活躍できる仕事を4つお伝えします。心理やカウンセリング分野に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

メンタルヘルスに関わる仕事とは

メンタルヘルスに関わる仕事とは、心理的な問題やストレスに悩む人々に対して、カウンセリングや治療、支援をすることです。職業には、臨床心理士、精神保健福祉士、精神科医、看護師など幅広い職種が存在し、仕事内容も多岐に渡ります。
仕事をする上で、人の心の悩みや苦しみを理解し適切な方法で寄り添い、解決に導くことが求められます。

メンタルヘルスに関わる仕事4選

ここでは、メンタルヘルスに関わる代表的な仕事を4つご紹介します。

スクールカウンセラー

スクールカウンセラーになると、学校で生徒や教職員のメンタルヘルスをサポートをします。主な仕事は、学校で起こるさまざまな悩みや問題に対して、カウンセリングや相談をすることです。また、生徒だけではなく教員の心理面もサポートも仕事の一つです。
スクールカウンセラーになるには、心理学や教育学などの専門知識や技術が求められます。また、国家資格である臨床心理士や教員免許なども必要になる場合があります。

精神保健福祉士

精神保健福祉士とは、精神障害を持つ人やその家族の生活を支援する仕事です。主に病院や福祉施設などで、精神障害者のリハビリテーションや就労支援、生活相談などを行います。
精神保健福祉士になるには、大学や専門学校の精神保健福祉士コースなどに進学すると良いでしょう。ここでは、国家資格取得に向けた勉強以外にも、病院や施設などで実践的な訓練が行えます。

音楽療法士

音楽療法士とは、音楽を使って人の心身の健康を促進する仕事です。さまざまな疾患や障害を持つ人たちに対して、音楽を聴いたり演奏したり歌ったりして健康サポートをするのが主な仕事です。音楽療法士になるには、音楽療法士養成課程を修了し、日本音楽療法学会の認定試験に合格する必要があります。

作業療法士

作業療法士とは、日常生活に必要な作業能力を回復させる仕事です。仕事内容は、身体的・精神的・発達的な障害を持つ人たちに対して、作業活動や遊びを通したリハビリテーションを行うことです。
そのほかにも、病院や福祉施設などで患者や利用者の個別のニーズに応じた、作業療法プログラムを作成することも求められます。

まとめ

今回は、メンタルヘルス領域で活躍できる仕事についてご紹介しました。
人の心の健康や幸せを支えるやりがいのある仕事ですが、それぞれに専門的な知識や技術が求められます。自分の興味や適性に合った仕事を見つけるために、各職種の内容や条件をよく調べるようにしましょう。